7月19日、奥島根弥栄コシヒカリを栽培している農事組合法人いなしろ の“ほ場(田んぼ)”で水稲の生育状況を確認しました。

HP①

こちらは4月30日に田植えが行われたほ場です。

4月30日と5月14日に田植えが行われた2つのほ場から採取した稲の生育状況はどうなっているのでしょうか?

どのようにして調べるのかというと…

生育の平均的な株を探しその株の草丈が最も高い茎1本を根をつけたまま採取。

カッター等で根元から上方へスライドさせ切る。

HP②FB③

そして穂に当たる部分を計測。

HP③

出穂長(しゅっすいちょう)の長さによって、いつ頃出穂するのかという目安(基準)があります。

4月30日に田植えを行なったほ場は穂肥(ほごえ)の散布もすでに終わり出穂長も21cmと2〜3日中には出穂を迎えそうです。

5月14日に田植えを行なったほ場では出穂長13.2cm。こちらも7月中には出穂を迎えそうです。穂肥2回目が急がれます。

穂肥とは…

穂の籾を充実させる肥料で、出穂直前に散布しますが早く散布しすぎますと、肥料が稲の茎や葉に効き、必要以上に成長してしまいます。そうなると、穂の籾に実 (=お米) が入らなくなります。穂肥の散布は、タイミングがとても大切です。

HP④比較

広島気象台は、「中国地方は7月19日梅雨明けしたとみられる」と発表があり平年より2日早い梅雨明けとなりました。

先般の大雨による水稲への被害もさほどなく、奥島根弥栄のお米は順調な生育を続けています。

 

 

九州北部での豪雨による災害で甚大な被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。